地原、市根井さんに市文化賞

update 2003/10/15 10:42

 函館市文化賞審議会(座長・井上博司市長)は14日、函館市の文化の発展に寄与した個人や団体に贈る「市文化賞」の本年度受賞者を発表した。芸術(芸能)の分野から三味線奏者の地原幸恵さん(65)=大森町22、芸名・杵屋勝幸恵さん=、同じく芸術(美術)分野から写真家の市根井孝悦さん(64)=大町9=を選んだ。贈呈式は11月3日午前11時から、函館市民会館小ホールで行われる。

 地原さんは函館出身。函館白百合高卒。1947(昭和22)年に三味線を始め、所属する「杵勝会」では女子の実質的トップとなる立(たて)三味線を担当するなど高い演奏力を持つ。東京で活動する傍ら、市内にけいこ場を開設して地元邦楽愛好者の育成に当たり、海外で日本芸能の素晴らしさを広める活動も精力的に行っている。

 市根井さんも同じく函館出身で、道学芸大函館分校(現道教育大函館校)卒。函館白百合高で教諭を務めながら、日本を代表する山岳写真家として活躍。40年余りに渡って道内の山や自然にこだわった創作活動を続け、さりげない自然に主眼を置いた作品の数々が高い評価を受けている。各地で作品展も頻繁に開き、写真芸術への貢献度も高い。

 受賞に際し、地原さんは「びっくりしている。これからさらに研さんを積み、東京と函館との懸け橋になっていきたい」、市根井さんは「これまでの活動が認められ、本当にうれしく、これまで支えてくれた人たちと喜びを分かち合いたい。受賞が写真芸術を志す人々への励みになれば」と話している。

提供 - 函館新聞社



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