事実上の選挙戦突入

update 2003/10/11 11:06

 衆議院は10日午後1時開会の本会議で解散し、事実上の選挙戦に突入した。道8区から出馬を予定している民主党前職の金田誠一氏(56)、共産党新人の伏木田政義氏(56)、無所属新人の前田一男氏(37)は同日、函館市内で街頭演説や集会への出席など、支持固めに奔走。自民党新人の佐藤健治氏(46)は、東京の党本部で公認証を受け取った。各陣営は総選挙(28日公示、11月9日投票)に向け、約1カ月間の決戦に全力投球する中、疲弊する経済・雇用対策や小泉内閣の構造改革路線、さらにはマニフェスト(政権公約)などを焦点に舌戦を展開する。

 ■金田 誠一氏
  「政権交代」を訴える

 金田氏は午後6時すぎ、空路帰函。函館空港で取り囲む報道陣に「今回の解散は『政権交代解散』。その可能性が強まった」と、高ぶる気持ちをあらわにした。

 早速、労組の集会を回るなど支持拡大に奔走。午後7時には本町のダイエー五稜郭店前で解散後初めてマイクを握り、「安心できる社会をつくるために、政権交代を実現させよう」と訴えた。


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 ■伏木田政義氏
  共産党の政策を熱弁

 伏木田氏は午後1時5分、テレビで解散を見届けた後、街宣車で市内を回りながら、6カ所で街頭演説を行った。

 榎本町のスーパー前では、小泉政権を批判しながら、消費税アップ反対や公共事業の段階的な削減など、党が掲げる政策を熱弁。「有権者の意思を反映するには共産党が大きく躍進しなければならない」と、道行く市民に支持を求めた。


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 ■前田 一男氏
  道南の政治変えたい

 前田氏は都内で自民党森派の会合に出席後、午後3時50分に空路帰函。4時半から本町の北洋銀行前で街頭演説を行い、「保守議員の不在が、道南の経済、雇用の停滞を招いている」と強調。

 さらに「これからは人物本位の戦い。道南の政治を何としても変えたい」と支援を訴えた。午後5時からは後援会事務所(本町11)で、幹部らと懇談した。


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 ■佐藤 健治氏
  幹部にあいさつ回り

 9日夜に空路上京した佐藤氏は、10日午前から党本部などで安倍晋三幹事長ら党3役をはじめとする幹部にあいさつ回り。解散後、党本部で公認証を受け取った。

 その後、所属する亀井派の事務所で関係者らと打ち合わせを行ったほか、道南と関係のある各種団体などを回り、協力を呼び掛けた。

 帰函は11日午後2時過ぎの予定。(衆院選取材班)

提供 - 函館新聞社



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