道内各陣営の態勢整う

update 2003/10/11 11:05

【札幌】衆院選道選挙区は主要政党の立候補予定者も出そろい、受託収賄罪で起訴された前職の鈴木宗男衆氏の動向など不確定要素はあるものの、各陣営の選挙態勢は既に整っている。道選挙区は区割りの変更、民由合併などの影響から選挙地図が大幅に塗り替わり、前職対決の激戦区や国替えなどに伴う混戦模様の区も多い。「自民・民主対決」という一騎打ちの様相も色濃く、選挙戦はかつてなく過熱しそうな情勢だ。

 道選挙区は旧7区(旭川を除く上川と留萌、宗谷)が3分割され、6区(旭川を含む上川)と10区(空知・留萌)、12区(網走・宗谷)に再編されたため、従来の13区から12区に1減。旧13区(釧路・根室)は今回、7区となった。

 この区割り変更で旧7区の自民党前職、金田英行氏は比例道ブロック単独に移行。一方、比例単独を廃止した民主党では民由合併も加わり、前回比例区で当選した前職の三井辨雄氏が2区(札幌北・東区)に転じ、4月の知事選で落選した元職の鉢呂吉雄氏は8区(渡島・桧山)から4区(札幌手稲区・後志)に国替え。前回2区で無所属出馬した旧自由党の松木謙公氏は12区に回った。

 社民党は民主党との選挙協力を決めて、前回比例区で当選した山内恵子氏を11区に擁立した。

 この結果、2区と9区(胆振・日高)、11区が前職対決、3区(札幌白石・豊平・清田区)と4区、6区が現職と有力元職が激突する。特に9区は前回もぎりぎりまでもつれ、きん差で当選した民主党前代表の鳩山由紀夫氏と鳩山氏を追い詰めて惜敗率で比例区当選した自民党前職の岩倉博文氏が再度激しい攻防を繰り広げる。

 共産は12区すべてに新人候補を擁立するが、選挙協力で民主党が社民候補を推す11区を除き、いずれも自民対民主の直接対決の構図が築かれてており、全国的傾向となっている「政権選択を迫る選挙」という位置付けが道選挙区にも当てはまる形となった。

提供 - 函館新聞社



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