あすなろ地域交流センター来年4月オープン

update 2003/10/11 11:01

 【江差】社会福祉法人江差福祉会(半澤節子理事長)が運営する知的障害者更生施設「あすなろ学園」(江差町田沢)で10日、入所利用者の健康増進や地域住民との交流を目的に建設する「あすなろ地域交流センター」の地鎮祭が行われた。来年4月のオープンを予定している。

 同学園敷地内に建設するセンターは、鉄筋コンクリート造り1階建て。床面積は約536平方メートル。屋内には体育館とプールを設ける。プールは身体的な障害を持つ入所利用者の機能回復やリハビリを行うこともできる設計だ。

 また、同法人ではセンターを入所者と地域住民との相互交流にも幅広く活用する考えだ。同学園は「これまでも地域に根差した施設機能の強化を進めてきた。センターでは、地域の皆さんと入所者が音楽演奏などの文化活動やスポーツ、各種イベントを通じて交流を深める拠点としたい」と意気込みをみせる。

 地鎮祭には、施設関係者のほか、濱谷一治同町長や飯田隆一同町議会議長、施工業者ら30人が出席。修験道の作法を取り入れた仏式の地鎮祭が厳かに行われた。

 同法人は、同学園と知的障害者通所授産施設「あすなろアクティビティセンター」(同町田沢)と「あすなろパン」(厚沢部町美和)の3施設を運営している。

提供 - 函館新聞社



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