米の収穫などで意見交換

update 2003/10/9 11:06

 【江差】桧山管内の行政機関の農業担当者や農協の関係者が一堂に会して、今後の営農技術を話し合う、桧山地方農業気象営農対策協議会(会長・伊藤満桧山支庁長)が8日、桧山支庁で開かれた。40人が出席して、冷夏で収穫の落ち込みが懸念される水稲などの営農対策について意見交換した。

 道南農業試験場は今後の営農技術について報告。水稲は9月以降も低温が続いたため、モミに実が入らない不稔(ふねん)の多発やモミ数低下などが予想され「生育は10日から2週間程度遅れている。減収は必至の状況」と説明。収穫時期を慎重に判断するほか、モミの乾燥や選別に最新の注意を払うよう求めた。野菜や花きなど他の農作物ついても低温への注意を呼び掛けた。

 桧山北部、南部の両地区農業改良普及センターは、主要農作物の生育状況を報告。南部地区では水稲(きらら397)の不稔歩合は51・6%だった。北部地区ではほしのゆめが33・5%、きらら397は40・8%だった。北部地区では既に収穫期を迎えている。

 南部地区では、2003年産秋まき小麦は平年並み。収穫作業も順調に進んでいる。04年産秋まき小麦は、種まき作業が9月後半の降雨でやや遅れた。バレイショは平年並み。大豆や小豆は生育が7―8日遅れたほか成熟の遅れで、収穫もずれ込んでいるという。

提供 - 函館新聞社



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