画家の村上義穂さんが釜谷小にアトリエ

update 2003/1/30 11:10

 十勝管内豊頃町在住の画家、村山義穂(よしほ)さん(56)が4月、今年度末で閉校となる木古内釜谷小学校の校舎でアトリエを開く。「地元の人が気軽に足を運び、作品を楽しんでもらえる場所にしたい。新たな出会いで得た刺激を、作品に反映させられたら」と、村山さんは新天地での制作に胸を弾ませている。住民の心の拠り所だった同校は、惜しまれながらも間もなくその役割を終えるが、今春には芸術・文化の発信地として新しい命が吹き込まれる。

 村山さんは福岡県八女郡星野村生まれ。東京の美術専門学校を卒業後、都内で画家として活動していた。しかし、20代後半、遊学先のヨーロッパで「絵描きがほかの誰とも違うオリジナリティーを最重視し、制作している姿に衝撃を受けた」(村山さん)といい、帰国後は自らのオリジナリティーを探りながら、作品を描き続けてきた。

 制作においては「現在は時間と空間、つまり居場所を失った人が多く、生活実感が乏しい時代。これら失ったものを拾い集め、表現することができないか」と、いつも考えてきた。その中で、父が獣医師だった関係から、牛馬と自然に囲まれ暮らしていた記憶がよみがえり、1991年、北海道を選び、豊頃町に移った。

 今回は「豊頃は土と山の空間。新たに海と空の空間で仕事がしたい」と移転先を模索。木古内町の友人からたまたま釜谷小の閉校の話を聞き、同町教委に依頼、施設管理を担当することを条件に、体育館(地域の他目的ホールとして利用)や記念室などを除く9室を無償で借り受ける許可を得た。

 「既に何人かの知り合いができ、木古内は芸術・文化に理解のある風土だと感じている。地元のサークルなどとも交流を図り、制作への刺激をもらっていきたい」と村山さん。「ここでは、ぜひ500号の連作に取り組みたい」と抱負を語っている。

提供 - 函館新聞



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