書道甲子園で函大谷大健闘

update 2003/1/30 11:08

 「書の甲子園」として知られる「国際高校生選抜書展」で、函館大谷高校(北川能典校長)の生徒が好成績を収めた。初めての出品にもかかわらず、3年の荒田勝広君が準大賞を獲得、ほか4人が入選し、学校としても北海道地区優秀賞に輝く健闘ぶり。出品作はいずれも授業で制作した、石に字を彫り、印で表現する「てん刻」作品で、一同「信じられない」と喜びに包まれている。

 同展は毎日書道会などの主催。世界26カ国、5万人を超える生徒が参加する、高校生としては国内最大の書展として知られている。

 同校からは今回、荒田君が四字熟語「黔驢技窮」(けんろぎきゅう=不可能なことには挑戦しない方がよいの意)を作品化し、文部科学大臣賞奨励賞(2点)大賞(10点)に次ぐ「準大賞」(20点)に。また、窪出隼君、疋田之彦君、石井孝弘君、工藤彰悟君(いずれも3年)が入選した。出品した10点のうち、半数が入選以上という結果に、関係者も顔をほころばせる。

 同校で、てん刻の授業を始めたのは3年前。特色ある授業を―と、地元の書家、上山天遂さんを特別講師に招き、週1回、90分の授業を行ってきた。

 荒田君は「てん刻を始めたのは3年生になってから。本当にびっくりです」と笑顔を見せる。この春には愛知県の自動車部品メーカーに就職が内定しており、「(てん刻は)もうしないかもしれないが、機会があればまた」と話している。

提供 - 函館新聞社



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