今春の函館市議選、激戦模様

update 2003/1/24 10:38

 任期満了に伴う函館市議会議員選挙(4月20日告示、同27日投票)は、定数を40から36に削減した前回に続き、今回はさらに2減の34となる。23日現在で立候補を予定しているのは、現職33人、元職3人、新人7人の計43人で、9人が涙をのむ激戦模様だ。

 今回は現職35人(欠員1)のうち小玉陽造氏(無所属)が勇退を表明し、阿部義人氏(民主)が道議選函館市区に転出するため、33人の現職が立候補する方向。さらに、元職・新人の合わせて10人が昨年中に出馬の意思を固め、支持拡大に奔走している。

 この中には政党が推す有力新人などが含まれるため、現職からも複数の落選者が出る可能性が強い。2期連続で定数が削減されることも現職勢の危機感に拍車をかけており、立起予定者による激しい前哨戦が早くも繰り広げられている。

 1999年の前回市議選は、16年ぶりに市長選との同時選挙となったことで、近年にない激戦が展開された。ただ、今回の市長選は民主党が独自候補擁立を断念するなど、盛り上がりを欠いていることから、これらが市議選にどう影響するかも、選挙戦の行方を占う一つのポイントとなりそうだ。

提供 - 函館新聞社



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