函館どつく、本社を函館へ移転

update 2003/6/19 10:54

 経営再建中の函館どつく(本社・東京、資本金4億8000万円、村井英治社長)は18日、東京で株主総会と取締役会を開き、7月に本社を函館造船所(函館市弁天町)に移転することを決めた。1946年、東京に移転して以来56年ぶり。4月から始まった再建計画に弾みがつくか注目される。

 同社によると、本社移転は現状に則した形態にするため。東京には営業拠点を構えているが、その他の会社機能は函館にあることから、本社を函館に戻したという。これを機に東京は「東京本社」と名称を改める。

 同日発表した03年3月期決算は、売上高が前年比29・5%増の200億1000万円、経常損益は8610万円の赤字から、2000万円の黒字に転嫁し、増収増益となった。造船が前期比1隻増の5隻となったことなどが要因。しかし、当期未処理損失は18億7400万円圧縮したものの、26億200万円に上っており、約21億円の債務超過となった。

 同社は函館船渠(きょ)として1896(明治29)年、函館で創立。高度経済成長とともに業績を伸ばしたが、近年は景気低迷などの影響により02年3月期決算で90億円の債務超過に。同年8月に再建計画を打ち出した。

 再建計画の期間は03年4月から08年3月まで。初年度は5億円以上の経常利益を上げ、最終年度は10億円を達成する考え。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです