立茎アスパラ定植作業始まる

update 2003/10/16 11:49

 【江差】桧山管内で高収益の戦略作物として期待を集めている「立茎アスパラ」の導入を本年度から始めた、江差町鰔川(うぐいがわ)アスパラ営農ハウス団地で15日、来秋以降の収穫を目指してアスパラ種苗の植え付け作業が始まった。

 同団地では、水堀地区の農家7戸が共同で35棟のハウスを建設。町内初のモデルケースとして注目されている。6月に種まきを行い、ハウス内で種苗を育ててきた。

 同日は、濱谷一治町長と町農林水産課、技術指導に当たる桧山南部農業改良普及センターの職員も定植作業に参加。保温用のマルチと呼ばれる黒ビニールを張った地面に1株ずつ丹念に植え付けた。

 ハウス1棟当たり740株、ハウス全体では約2万6000株を植え付ける重労働だが、作業に参加した濱谷町長は「水稲からの脱却が課題の町内農業に大きなインパクトになる。種まきから期待を込めて作業に参加している。地域のブランド商品として確立させたい」と、話していた。

 同日植え付けを行った種苗は、株養成期間を終える来秋にかけて初収穫を迎える見通しという。

 アスパラのハウス立茎栽培は、春芽が3月中旬から4月下旬、夏芽が6月から9月まで収穫が可能となり、収穫量は露地物の5倍近くに達する高収益作物。収穫作業の容易さや1回の定植で7―8年ほど収穫が可能だ。

 同管内では乙部町で新規就農者を中心に、奥尻町では経営多角化を目指す建設会社が、アスパラのハウス立茎栽培に挑戦している。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです