宿泊療養施設「東横イン」再稼働 道、感染急増で

2022/1/13
 道は11日、新型コロナウイルスの道内での感染者急増を受け、宿泊療養施設「東横イン函館駅前大門」(函館市松風町)を再稼働させ、軽症や無症状の患者を受け入れる体制を整えた。函館でも同日、オミクロン株への感染が初めて確定されており、感染スピードの速さが指摘される同株の拡大へ備える。

 東横イン(110人)は2020年11月に開設。さらに、21年8月には2棟目の「ユニゾインエクスプレス函館駅前」(若松町、220人)を稼働させた。函館・道南では昨年10月以降、感染が落ち着いた状態が続き、2棟とも利用者がおらず休止していたが、今年に入り散発的な感染確認があることや、オミクロン株の出現、3連休(8〜10日)明けの患者急増を想定し、先行して東横インを稼働。行政スタッフや保健師の配置を再開し「受け入れる体制を構築した」(渡島総合振興局)としている。11日に患者を受け入れたかどうかは公表していない。

 オミクロン株をめぐっては、道は感染者を「原則入院、濃厚接触者は宿泊療養施設で待機」としていたのを、国の通知に沿い症状に応じ宿泊施設や自宅での療養を可能とした。

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