お菓子の家、駄菓子で作ろう 5〜25日にメガドンキでイベント

update 2021/12/4 07:39


 子どもの頃の夢を現実に―。童話「ヘンゼルとグレーテル」に登場するお菓子の家を駄菓子で作るチャリティーイベントが、5日からMEGAドン・キホーテ函館店(美原1)2階で始まる。クリスマスに合わせ25日までのロングラン開催。函館出身のそっくりタレント、松本一人さん(54)は「絵本でしか見たことのないお菓子の家を作りたい」とPRする。

 企画は市内在住の女性(64)。昨年、新型コロナウイルスの影響で七夕に近所の家々を回ってお菓子をもらう「ろうそくもらい」に自粛要請が出される中、市内約60カ所の放課後児童クラブにスナック菓子計3000個を寄贈。“函館のおばちゃん”として子どもたちに笑顔を届けた。

 女性は昨年末、友人の勧めで幼い頃の夢だったお菓子の家を作るイベントを開こうと考え、今年1月から会場探しをスタート。コロナ禍で場所が決まらず苦戦していた中、SNSを通じて知り合った松本さんの協力を得て、同店での開催が決定。松本さんは「高い志を持った“おばちゃん”を応援したい」と話す。

 女性は5〜8月にクラウドファンディング(CF)を活用して家づくりに必要な材料費を募り、市内を中心に全国10以上の個人・団体から資金を集めた。

 イベントのコンセプトは「誰もがけがなく楽しむ」。大人も子どもも安全に参加できるよう、家の素材には発泡スチロールを使用。高さ2メートル30センチ、横2メートル、奥行き3メートルで、実際に人が入れる大きさを用意する。飾り付けには現在レギュラー販売されている「うまい棒」全15種を中心に数種類の駄菓子を使う。外壁と内壁のほか、屋根、煙突に飾り付ける。完成した家は12月26日に解体し、“冬の七夕まつり”として訪れた子どもたちにお菓子をプレゼント。市内の児童養護施設やこども食堂などにも寄贈する。

 午前10時〜午後5時。入場無料だが、参加時に募金の協力を呼び掛ける。来場時はマスク着用と検温、アルコール消毒を。問い合わせは松本さんのツイッターアカウント(@matsumotohitori)にDM(ダイレクトメール)を送る。

提供 - 函館新聞社

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