8月前半の縄文施設、入場者大幅増

update 2021/8/18 07:32


 函館市縄文文化交流センター(臼尻町)の8月前半(1〜15日)の入館者数は、前年比1665人(83・7%)増の計3652人と大幅な伸びをみせた。また、同センターに隣接する「道の駅縄文ロマン南かやべ」に立ち寄った人は計4525人、史跡大船遺跡(大船町)の来場者は計3657人と、いずれも前年より多くの客足を誘った。市教委文化財課は「縄文遺跡群の世界文化遺産登録の効果により、顕著に入場者数が増えている」とみている。

 世界文化遺産への登録が決まった「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つで、登録翌日の7月28日から一般公開を開始した史跡垣ノ島遺跡には、8月1〜14日までに計約3600人が訪れた。毎日午前10時、午後1時と3時の定時解説には各日計約20〜30人が参加。また、来場者の求めによりスタッフが随時ガイドを行った。このほか、出土品の実物を使った発掘作業の疑似体験プログラムには、連日20人ほどの親子連れらが挑戦。同課は解説と発掘体験について、来場者への適切な情報提供を通じて再訪者の増加を目指す重要な事業と捉えており、「今後、より多くの人に参加してもらえるよう周知を進める」とする。

 同じく縄文遺跡群を構成する史跡大船遺跡には、15日間で前年(計869人)の約4・2倍となる計3657人が訪れた。1日2回の定時解説と随時解説を担当しているスタッフの大宮トシ子さん(68)=北の縄文CLUB会長=は「多数の人が遺跡を訪れて多忙ではあるが、縄文文化の魅力を知ってもらえるよう努める」と意欲を示している。

提供 - 函館新聞社

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