「現実」と「仮想」融合した演劇イベント 11〜12月、函館で展開へ

update 2021/8/12 07:27


 函館や道内出身のメンバーらでつくる「函館魅力あるまちづくり協議会」(神山悟代表)は、11月6日〜12月5日の日程で、函館駅前・西部地区全体を舞台に現実世界と仮想世界を融合させた演劇イベント「函館XR演劇祭〜KANADE〜」を計画している。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で低迷する北海道観光を盛り上げようと企画。演劇、演奏、ダンスと、拡張現実(AR)などの最先端技術を融合させたエンターテイメントを繰り広げる。

 函館市などの協力を得て、市立函館博物館(青柳町)や市青函連絡船記念館摩周丸(若松町)、金森赤レンガ倉庫(末広町)などの歴史的建造物を含む市内5カ所を会場とし、観客は移動しながら一つの物語を楽しむ。

 最先端の技術を活用したデジタルエンターテイメントを手掛ける「カクシン」(東京、太田高揚代表)が総合演出を務め、脚本・演出は「劇団イナダ組」(札幌)、アンバサダー兼ARキャラクターの声優として道内出身のお笑いコンビ「タカアンドトシ」の出演が決まっている。現在交渉中の函館や北海道ゆかりのアーティストやタレントもおり、決まり次第発表していくという。

 市内全域の観光スポットで、地元のクリエイターやアーティストと連携し、ARやイルミネーション、生演奏などが楽しめる企画も計画している。

 公演日は、期間中の月、金、土、日曜、祝日の19日間。延べ1万人の動員を目指しており、うち7割は道外客を見込んでいる。現在、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で資金を募っており=二次元コード参照=、目標額の7500万円に満たない場合は中止となる。

 チケットは、平日が1万9000円、土日祝が2万5000円。このほか、渡島・桧山の住民向けの「はこだて割(日程指定不可)」を9000円で販売する。

 神山代表は「街を周遊しながら、生の演劇、演奏、ダンスと最先端のデジタル技術を融合させた世界でも例のないイベント。函館の地域の皆さんと共につくり上げていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社

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