「縄文」27日夜にも世界遺産登録決定

update 2021/7/27 08:18


 オンラインで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は26日、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄両県)の世界自然遺産への登録を正式決定した。函館市の垣ノ島、大船両遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田各県)は27日に世界文化遺産への登録が審議される予定で、順調に議事が進行すると、日本時間同日午後8時前にも登録が決まる見込み。

 遺跡群の世界遺産登録に向け、4道県は2007年、共同で国に提案書を提出。19年7月に国内推薦候補に選定され、同年12月に閣議了解によりユネスコ世界遺産センターへの推薦が正式に決定した。ユネスコへの推薦書などでは、遺跡群が1万年にわたって続いた縄文時代の「高度で複雑な精神文化を顕著に示している」とアピールしていた。

 20年9月にはユネスコの諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)の専門家が現地を調査。イコモスは今年5月、世界遺産委へ遺跡群の「記載(登録)が適当」と勧告していた。

 道内の構成資産は、垣ノ島遺跡、大船遺跡、キウス周提墓群(千歳市)、北黄金貝塚(伊達市)、入江貝塚、高砂貝塚(洞爺湖町)の6カ所で、北東北3県(青森、秋田、岩手)11カ所と合わせて計17の遺跡で構成されている。

 遺跡群が世界文化遺産に登録されると、国内20例目となる。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです