福島の殿様街道が日本山岳会の山岳古道120選に

update 2021/6/13 07:29


 【福島】日本初の山岳会として知られる日本山岳会(古野淳会長、東京都)は、福島町の殿様街道が日本の山岳古道120選に選定されたこと明らかにした。推薦者の福島町文化・スポーツ振興アドバイザー宇田快さん(69)は「全国からファンが来て福島町の活性化につながれば」と期待を寄せる。

 日本の山岳古道120選は、全国の山岳古道を調査し山岳古道を歴史・文化・地理的側面から調査記録し、保全に繋げる狙い。同会は2025年に設立120周年記念誌「日本の山岳古道120選」を刊行する。

 殿様街道は、福島町歩舞(ひょうまい)から千軒までの約7キロの福島峠を越える山岳古道。歴代の松前藩の殿様のほか伊能忠敬や榎本武揚などが歩いた記録がある。

 宇田さんは、同会が全国の山岳古道の推薦を受け付けていることを知り、すぐに同会の本部を訪問。町の「ふくしま歴史物語」など資料と推薦状を手渡した。福島町千軒地区活性化実行委員会が年2回「殿様街道探訪ウォーク」を実施するなど街道の保全と地域の活性化のために活動していることを推薦理由に挙げた。 

 宇田さんは「直前に『ふくしま歴史物語』が刊行されるなど、タイミングが良かった。実行委員会の活動の地道な活動が評価された」と話した。

 道内の調査・選定を担当する日本山岳会北海道支部の荒田孝司さんは、全国でこれまでに、59カ所の古道が選定され、道内からは増毛山道と殿様街道が調査対象に選定されたことを明かした。荒田さんは「現在、殿様街道の調査を進めている。秋の『殿様街道探訪ウォーク』にはぜひ参加したい」と話した。

提供 - 函館新聞社

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