はこだて国際民俗芸術祭、海外アーティスト招へい断念
update 2021/4/7 07:24
函館市元町公園を舞台に世界各国の団体がパフォーマンスを繰り広げる「はこだて国際民俗芸術祭」について、主催者のワールズ・ミート・ジャパン(イアン・フランク、ソガ直人代表理事)は6日、今夏も海外アーティストの招へいを断念すると発表した。世界各国間の移動制限がいまだに続くなど、新型コロナウイルスの影響が長期化しているため。同団体は代替となる新たなイベントの検討を進めている。
同芸術祭は2008年にスタートし、夏の野外フェスティバルとして定着。昨年の第13回はコロナ禍によって初めて海外からの招へいを断念し、元町公園での開催ができなかった。14回目の今年も8月5〜11日に同会場でのイベント開催に向けて、世界24カ国30組超のアーティストと連絡を取りあってきた。
しかし、依然として日本を含む各国で出入国の制限などがあり、アーティストが来日するための手続きを進めることが難しい状況が続いており、仮に実施できた場合でも開催中の感染防止対策やボランティアスタッフへの負担増を考慮し、今夏の招へいを断念した。同時開催の各国の料理などが集う「もぐフェス」などの開催も見送る。
一方で、昨年夏には五稜郭公園の堀のボート上でパフォーマンスを繰り広げる「モーツ・アート」、秋には七飯町の道の駅なないろ・ななえで「どこでも芸術祭」と題した新形式のイベントに取り組んだ。今年も同様のイベントやオンライン形式の取り組みができるよう検討中で、夏前をめどに発表したい考えだ。
同団体事務局は「2年間通常開催できないのは長いが、来年に向けて力を蓄え、今から第15回の準備を始めようと頑張っている」としている。
その他の新着ニュース
- 桜花の春、思いはいまも 逸見小右衛門の植樹から130年、函館公園...2021/4/22
- 春レタスみずみずしく 北斗で収穫・出荷始まる...2021/4/22
- 高さ70メートルで悠々と 五稜郭タワーにこいのぼり...2021/4/21
- 函館でサクラ開花 観測史上2番目の早さ...2021/4/21
- 「小判寿司」交通事故乗り越え20日再開...2021/4/20
- 函館市内の高齢者施設でもワクチン接種始まる...2021/4/20
- 飛鳥U動画で歓迎 遺愛女子高吹奏楽局がメッセージと演奏収録...2021/4/18
- 鹿部町役場新庁舎、5月6日の開庁前に内覧会...2021/4/18
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。