レインボーはこだてシアター開催、LGBTへの理解考える

update 2021/2/8 07:14


 道教育大函館校の学生でつくり、LGBT(性的少数者)への支援を考える「HUEレインボーはこだてプロジェクト」は7日、「レインボーはこだてシアター」を函館市亀田交流プラザで開き、市民約40人が映画の上映と当事者のトークセッションを通じ、多様な性への理解を深めた。

 市内のLGBT当事者やその関係者でつくる「レインボーはこだてプロジェクト(RHP)」との共催。この日は身体の性に関わらず、性自認が男女のどちらでもないXジェンダー当事者の9年間を追ったドキュメンタリー映画「ぼくが性別『ゼロ』に戻るとき」(常井美幸監督、2020年公開)を上映。主人公は自分の性に違和感を持ち、性別適合手術を受け、戸籍を男性に変える。

 上映後のトークセッションではRHPメンバーでトランスジェンダーで手術を受け、女性から男性へ戸籍を変えた、たいきさん(40代)、恭さん(30代)、Xジェンダーのひめごんさん(20代)の3人が登壇。たいきさんは「5歳ごろから身体は女性だが、女性ではないことに気づき、手術でやっと思い通りに生きられると感じた」、ひめごんさんは「成人式で振袖を着た際に違和感をおぼえ、男性として生きたいのではと思った」と経験を語った。また、LGBTの理解についてひめごんさんは「細かくに説明せずともありのままでいられる状態はとても過ごしやすい。男女とLGBTという捉え方がなくなってほしい」、恭さんは「当事者の気持ちを理解するのは難しいかもしれないが、ただLGBTの存在を知ってほしい」と呼び掛けた。

提供 - 函館新聞社

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