函館市、1月のコロナ感染281人 帰省やクラスター要因
update 2021/2/2 07:26
函館市内で1月に確認された新型コロナウイルス感染者は計281人で、これまで単月で最多だった昨年12月(89人)の3・1倍に上った。年末年始の帰省による往来や新年会など会食の機会が増えたことに加え、クラスター(感染者集団)の連続発生が数字を押し上げた。市立函館保健所は「市内での感染拡大は落ち着きつつあるが、感染予防は引き続き徹底を」と話し、油断せず注意するよう呼び掛けている。
1月31日までの市衛生試験所または市内医療機関などでのPCR検査で陽性が判明した患者は累計450人と、同月の感染者数が全体の62・4%を占めた。同15日検査分では日別で過去最多の30人の感染を確認。1月の検査数は2511件(前月比888件増)で過去最多となり、陽性率は11・1%だった。
加えて同月は、市日乃出町の救護施設「明和園」、函館大学、飲食店での会食、陸上自衛隊函館駐屯地、函館少年刑務所で計5件のクラスターが発生し、感染者激増の一因に。クラスター関連の累計感染者数は95人(同31日時点)と、1月の感染者数の約3割を占めた。
度重なるクラスター発生により、医療現場でも緊張感が高まっている。市立函館病院の1日午前時点の病床使用状況は、重症3床、中等症IとII各5床、軽症2床の計15床。使用率は31・9%(全47床)で国が示す感染状況の指標「ステージ4(25%以上)」を超え、依然として高水準が続く。同院は「年末年始の往来による感染拡大のピークは過ぎた」とした上で「今後はクラスターを生む状況を作らないことが重要。市民や施設、病院などは今以上に感染拡大防止への意識を強めてほしい」と呼び掛ける。
また、道が運営する無症状や軽症者の宿泊療養施設(東横イン函館駅前大門=松風町、定員110人)の入所者数は28人(1月31日現在、前日比7人減)となっている。
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