「福豆豆腐」で福を呼ぶ! 豆腐油揚組合が2月2、3日に限定販売

update 2021/1/26 07:32


 函館豆腐油揚組合(工藤英洋理事長)は、豆腐店の店主自ら育てた大豆で作る「はこだて福豆豆腐」を節分の2月2日、立春の同3日に数量限定で販売する。新型コロナウイルスの影響が長期化する中、福を呼ぶ豆腐を食べて元気をつけてほしいとの願いを込め、各店オリジナルの製法で高級感あふれる豆腐を手作り。販売に先立ち、24日には湯倉神社(伊部宗博宮司)で成功を祈願した。

 節分・立春に豆腐を食べる風習「立春大吉豆腐」に合わせ、今年で3年目。地元豆腐店活性化プロジェクト「To Future(トウフューチャー)の一環として取り組む。
 原料は高級大豆「鶴の子大豆(ゆうづる)」で、函館市豊原町の農場「ローラファーム」の圃場(ほじょう)で、店主らが昨年5月に播種(はしゅ)、同10月に収穫した。天候不順の影響もあり、大豆の収穫量はおととしの半分以下の138キロにとどまった。大豆は6月30日に販売する「夏越豆腐」にも使う。

 はこだて福豆豆腐は寄せ豆腐で、1個300グラム入り500円(税込み)。店ごとに味や食感など個性はあるが、原料大豆、名称、パッケージ、価格は統一する。日乃出食品(七飯町)の移動販売「Jimo豆腐Soia(ジモトウフソイア)」、勝田商店(同)、堂守豆腐店、佐々木豆腐店、ツチヤ(以上函館市)の5店で、計400〜500個の販売を予定している。

 古来から節分に食べる豆腐はけがれをはらい、立春に食べる豆腐は健康な体に福を呼び込むとされる。現代は豆まきや恵方巻きを食べる習慣が定着し、豆腐を食べることはあまり知られていない。

 祈願祭は6人が参加し、おはらいや玉ぐしをささげ、原料大豆を清めた。工藤理事長(46)=日乃出食品社長=は「コロナ禍での長引く自粛生活で疲れた体を福を呼び込む豆腐を食べて元気を出してもらえれば」、勝田商店の勝田吉一社長(45)は「初めて祈とうしたので、皆さんの願い事を込めて食べてほしい」と話す。

 2月2日の節分は124年ぶりで、工藤理事長は「珍しい日に福豆豆腐を知ってもらい、豆腐店に足を運ぶきっかけにしたい」と意気込んでいる。

 予約販売可。問い合わせは日乃出食品(0138・64・0853)、勝田商店(同65・6422)、堂守豆腐店(同51・3537)、佐々木豆腐店(同22・6732)、ツチヤ(同31・6668)へ。

提供 - 函館新聞社

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