海上保安庁が118番の日啓発、昨年有効件数247件

update 2021/1/19 07:16


 海の緊急ダイヤル「118番」を知ってもらおうと、函館海上保安部と第一管区海上保安本部函館航空基地は、「118番の日」の18日、函館駅で合同PR活動を行った。

 118番は2010年5月1日に運用開始。翌2011年に「118番の日」が制定され、今年で10周年を迎えた。
 18日は同部の海上保安官や函館航空基地の機動救難士ら4人が、チラシや缶バッジを配布。海上保安庁のマスコットキャラクター「うみまる」とともに、「海の事件・事故は118番」と呼び掛けた。

 北海道を管轄区域とする第一管区海上保安本部内で昨年、118番に寄せられた通報件数は3万2472件。有効件数247件のうち、情報提供が157件、事故が90件で、昨年10月に松前町でミニボートから転落した男性など、遭難者が自ら通報し救助に至った事例もあった。

 一方、その他の3万2225件が間違い電話などの非有効件数で、最近は減少傾向にあるものの依然大半を占めており、知名度の向上が課題になっている。

 おととしからは聴覚障害者などに向けてスマートフォンからの入力で通報を受け付ける「NET118」の運用も始まったが、事前登録が必要なこともあり昨年の利用は全国で4件にとどまっている。

 函館海上保安部の佐藤久管理課長は「『海の事件事故は118番』は海で仕事をする人はよく知っていると思うが、現状は一般の人の認知度が低い。海のレジャーを楽しむ方はぜひ覚えて」と話している。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです