北斗市出身の澤田選手 スペイン留学経験生かしJ2に挑戦
update 2021/1/7 07:48
5年間にわたってスペイン留学した澤田将選手(17)=北斗市出身=がサッカーJ2のFC琉球(沖縄県)に入団し、今季プロとして一歩を踏む。澤田選手は「プロからオファーを受けてうれしさと、スペインを離れる寂しさがあった。まずは試合に出ることを目標にしたい」と謙虚に意気込みを語った。
小学3年生からサッカーを始め、4年時に七飯町東大沼多目的グラウンド(トルナーレ)で開かれたレアル・マドリードのキャンプに参加したことが転機だった。全国各地で開催している同キャンプの選抜選手に選ばれたことで、海外でのプレーを強く意識し、留学を決意。父・暁さんの厳しい指導のもと、小学6年で少年団のフロンティア・トルナーレFCを離れ、単身スペインに旅立ち、リーグ2部CEサバデルFCの下部組織に入った。
「同じ年代でも体のつくりやプレースタイルの違いに驚いた」。フィジカルだけでなく、トラップの正確さ、ポジショニング、球際とすべてにおいてすごさを感じたという。慣れない環境と言語にも苦労した。1年目はベンチ外が多く、試合に出られず、つらい日々を送った。「とにかくプレーで示すしかない」とがむしゃらに努力を続けた。
少しずつ環境に慣れ、言語を1年半で覚えた。2年目からサイドハーフとしてレギュラーをつかみ、持ち前の瞬発力と独特のドリブルを武器に、培った判断力で活躍。3年目からは主将を任されるほどに評価された。5年間で2家族にステイホームし、「本当の子どものように接してくれた」と感謝する。
6月に現地の高校を卒業する予定で、昨年から進路を考えていた矢先にオファーを受けて帰国。11月中旬に内定をもらい、すでにチームの練習にも参加し、「プロとアマの差はあったが、広い視野でパス、ボールの受け方など手応えも感じることができた」と目を輝かせた。
17歳で身長177センチ、体重63キロと伸びる要素は十分にある。「まずはJ2に出て、次はJ1を目指す。将来は海外に行って、チャンピオンズリーグに出られるチームに行きたい」と夢を膨らませる。
その他の新着ニュース
- 函館アリーナ、大会の中止相次ぐ...2021/1/18
- JAL函館空港カウンターで「琉球寒緋桜」展示...2021/1/18
- 函館市3日連続最多更新の30人、累計300人突破...2021/1/17
- 国際ソロプチミスト函館5クラブ合同交流会、親睦深める...2021/1/17
- 函館市内で感染ペース加速 医療や療養ホテル、ひっ迫状況迫る...2021/1/16
- 無病息災祈り込め 木古内寒中みそぎ終幕、4人が最後の水ごり...2021/1/16
- 寒中みそぎ祭り始まる 行修者が神社で「水ごり」...2021/1/15
- 映画「草の響き」 完成に向け応援呼び掛け...2021/1/15
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。