巨人育成指名の阿部投手が北斗市長を表敬訪問

update 2020/12/29 07:37


 【北斗】プロ野球の新人選択会議(ドラフト会議)で読売巨人軍に育成8位で指名された北斗市出身の阿部剣友投手(18)=札幌大谷高校3年=が28日、同高野球部の船尾隆広監督(49)とともに池田達雄市長を表敬訪問した。身長2メートル左腕として将来期待される阿部投手は「育成選手だが、アピールして1日でも早く1軍のマウンドに上がりたい」と力を込めた。

 阿部投手は大野小3年の時に少年団の大野少年ダイヤで野球を始めた。恵まれた体格を生かし、投手としてめきめき成長。大野中から札幌大谷高に進学すると2018年秋の明治神宮大会で優勝に貢献し、翌19年の春の甲子園にも出場した。今夏は選手権代替の南大会にエースとして臨み、ベスト4入りした。今後の成長が期待されてのプロ入り。今月20日に帰郷し、体作りとして地道に走り込むなど自主トレーニングに励んでいる。

 阿部投手の身長の高さに驚きながらも池田市長は「北斗市民を代表してうれしく思う。厳しい練習を乗り越え、長身を武器に相手に向かう姿勢を早く見せて活躍してほしい」と期待を込めた。

 背番号は大リーグで活躍した2メートル左腕のランディ・ジョンソンの51にちなみ、「051」。阿部投手は「ランディ選手のようになりたい」と大きな目標を掲げる。松前町出身で函大付属有斗高校卒の船尾監督は「育成でもドラフトにかかり、高校として初めてのこと。後輩の励みにもなることなので、うれしかった」と目を細めた。

提供 - 函館新聞社

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