遺愛女子高吹奏楽局がオンラインでレッスン

2020/12/31
 遺愛女子高校吹奏楽局はこのほど、神奈川大吹奏楽部などの指導に携わるバンドディレクター、甘粕宏和さんを講師に迎え、オンラインによるレッスンを受けた。

 同局は9月下旬から3年生が引退し、坂井りずむ局長(2年)、増川美野里(同)、加持水希(1年)両副局長による新体制に移行。来年のコンクールに向け、さらにレベルアップを図ろうと、今回は主に合奏の実技指導を依頼した。

 普段練習している校内の教室に機材やスクリーンを設置し、局員は合奏体形に並んで受講。甘粕さんは異なる楽器同士による対面練習やグループ練習を紹介し、その狙いや意識するポイントを独特の言い回しで解説。「眼鏡をかけている人」「ペットを飼っている人」と、アトランダムに選んだグループで実際に音を出す練習をし、「他の楽器の音を聴く意識を」「音のブレンドをつくる練習を」などとアドバイスを送った。

 後半はコンクール課題曲の奏法を指導。合奏を聴いたうえでさらに上達するためのポイントを指摘し、「日本一のバンドになってください」と激励した。

 顧問の高久健一教諭は「今の力を客観的に見ることができ、あらためて課題をいただいた」と話し、 坂井局長(2年)は「言葉一つ一つが魅力的で貴重な体験だった。きょう教わったことをものにできるよう、みんなでしっかり取り組んでいきたい」と決意を新たにしていた。

提供:函館新聞社

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