函館PR番組配信、中国で16万人視聴

2020/12/30
 函館を含む国内4カ所の魅力を中国に紹介するインターネット番組が、19日夜に生配信された。SNS(会員制交流サイト)で大きな影響力を持つ発信者「インフルエンサー」が函館を訪れ、人気のスイーツや観光地などを紹介。函館中継時には中国国内で約16万人が視聴した。

 外務省と在中国日本国大使館が「地域の魅力海外発信支援事業」として今月いっぱい、中国各地やネット上で集中プロモーションをしている一環として配信された。番組は北京のスタジオとオンラインで結び、函館は宮城、静岡、高知の3県とともに紹介された。中国のSNS「微博(ウェイボ)」の同大使館アカウントから閲覧できる。

 函館には中国河北省出身で東京在住のインフルエンサー、リタさん(26)が訪れた。函館中継は15分ほどで、事前に収録した函館と小樽市内のPR動画が放映された。その後、25日まで開催された2020はこだてクリスマスファンタジーの会場から生中継した。金森赤レンガ倉庫BAYはこだて内では、洋菓子店「プティ・メルヴィーユ」の遠藤薫社長や「小樽洋菓子舗ルタオ」の社員が登場し、中国のネット通販サイトなどで購入できる自慢の商品を紹介した。遠藤社長は「原材料にこだわったとろける食感をぜひ味わって」と売り込んでいた。

 番組中には視聴者からの反応も表示され、「函館いいね」や「コロナが収束したら旅行したい」などの意見が寄せられた。

 リタさんによると、中国では函館の夜景が特に人気で、朝市や神社などに興味を示す人が多いという。その上で、「函館は食や市電、観光地も多く魅力が満載。知らない情報も盛り込めた」と話していた。

提供:函館新聞社

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