タクシー運転手強殺から14年、警察など情報提供呼びかけ

2020/12/22
 タクシー運転手(元しんわ交通)の八木橋朋弘さん(当時42)が何者かに殺害され、売上金などが奪われた強盗殺人事件から21日で14年目を迎えた。道警は現在も9人体制の合同捜査本部が捜査を継続中で、捜査員らが同日、函館市港町のポールスターショッピングセンターと同市石川町の函館蔦屋書店で市民に情報提供を呼び掛けた。

 ポールスターショッピングセンターでは函館西署員8人と函館地区ハイヤー協会員2人が事件現場などを示したパネルを掲示して「情報をお寄せください」と記したポケットティッシュ200セットとチラシ100枚を配布。函館蔦屋書店でも函館中央署員と道警函館方面本部捜査課の捜査員6人がティッシュを配布した。

 事件は2006年12月21日に発生。同日朝に函館市港町3の函館港に乗り捨てられたタクシーのトランク内から、刃物で刺された八木橋さんの遺体が見つかった。タクシーのGPS(全地球測位システム)の解析などから、犯人は同日未明に北斗市七重浜1付近で客として乗車後、七飯町峠下の路上で八木橋さんを殺害したとみられている。

 事件には、これまで捜査員延べ13万6250人を投入。市民から情報185件が寄せられた。函館西署の高辻俊伸刑事1課長は「私たちは決してあきらめていない。協力をお願いします」と話した。情報提供は合同捜査本部(0120・004・179)へ。

提供:函館新聞社

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