桧山振興局若手職員が農家宅で住み込み研修実施中

update 2020/9/5 08:22


 【厚沢部】桧山振興局の若手農業行政職員が農作業を実体験する今年度の「農村派遣研修」が始まっている。農務課の賀木愛己(かぎあいな)さん(19)は8月17〜28日に今金町の川上農園で研修を終え、農村振興課の和田智博さん(25)は同31日から、厚沢部町富里の道指導農業士、木村秀喜さん(66)方で宿泊しながら農作業に取り組んでいる。

 研修は、道農業行政担当者としての資質向上を目的に実施。道農政部や各振興局の農業関係職員のうち、勤務年数が3年未満の若手職員を、各管内の農家宅で受け入れてもらい農作業体験する取り組みで、1985年から始まった。

 賀木さんは入庁2年目。川上農園でコンベヤー上を流れるミニトマトの選別作業に従事し「私の作業の良し悪しが出荷物の品質につながるため、とても緊張しました。農家の皆さんの気持ちや農作業環境などを知るきっかけとなりました」と研修の感想を述べた。賀木さんが所属する農務課の増田治己課長は「農家の皆さんの大変さや苦労を知った上で、これからの仕事に取り組んで」とエールを送った。

 木村さんの下で研修中の和田さんは入庁3年目。木村さんの長男で道農業士の卓也さん(37)に教わりながら、長ネギの土のついた皮を圧縮空気でむく作業などに従事している。卓也さんは「しっかりやってくれています」と和田さんの働きを評価。和田さんは「どの作業も初めてのことばかりで楽しい。しっかり学んで今後に生かします」と取り組んでいた。和田さんの研修は11日ごろまで続く。

提供 - 函館新聞社

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