くま川鉄道切符セットを発売 いさ鉄が復旧支援

update 2020/8/19 06:09


 道南いさりび鉄道(函館、川越英雄社長)は18日、7月の熊本豪雨で橋梁(きょうりょう)が流されるなど甚大な被害が出た第三セクター・くま川鉄道(熊本県人吉市)を応援するため、同鉄道の入場券と乗車券がセットになった「復旧祈念切符セット」の販売を始めた。いさ鉄は「同じ三セクとしてできることを支援したい」と購入を呼び掛けている。

 豪雨の影響を受け、くま川鉄道は車両が水没するなどし人吉温泉―湯前間が全線不通となり、現在も再開の目途が立っていない。くま川鉄道の永江友二社長と親しい、えちごトキめき鉄道(新潟県)の鳥塚亮社長が支援を発案、いさ鉄も賛同した。

 セット内容は、くま川鉄道全14駅の入場券と、新鶴羽駅発おかどめ幸福駅行きの乗車券(340円分)1枚。全15枚に被災した日付「20・7・4」を刻印している。A4サイズのラミネートカードが付く。

 このうち入場券3枚には、水没した車両や鉄橋が流された跡、水に浸かった線路の被災風景3枚の写真を使っている。セットは入場や乗車には使えない。

 1セット3000円(税込み)で、販売経費を差し引いた2550円をくま川鉄道に寄付する。販売部数は50セットで、いさ鉄本社窓口(平日午前9時〜午後5時)、五稜郭駅売店(午前6時〜午後7時)で扱っている。

 いさ鉄の担当者は「くま川鉄道は復旧まで2〜3年掛かるとされており、資金面も必要になるので支援したい。身近な復旧協力をお願いしたい」としている。

 問い合わせはいさ鉄(0138・83・1977)へ。

提供 - 函館新聞社

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