国立函館に重心患者54人を搬送 八雲病院の機能移転

update 2020/8/19 06:08


 国立病院機構八雲病院の重症心身障がい患者が18日、病院機能移転に伴って函館病院(川原町18)に移送された。八雲から函館まで、患者54人を車両34台で無事に搬送した。

 搬送は午前9時15分ごろから、民間の救急車や福祉車両が3班に分かれて八雲病院を出発。医師や看護師が同乗し、患者の容体を見守りながら搬送した。函館の新病棟には午前11時ごろから1班の患者を乗せた車両が次々と到着した。姉(68)が入院中で北海道重症心身障害児(者)を守る会理事の高木ひとみさん(62)は「近くに来てくれて頻繁に会えるのはうれしい。別の病気でも診てもらえるので安心」と話していた。

 新病棟は「重症心身障がい者病棟」として同院敷地内の附属看護学校跡地に整備し6月に落成。鉄筋コンクリート造2階建て、延べ3345平方メートル、ベッド数は60床の規模。同機構は筋ジストロフィーや重症心身障害の専門医の確保が困難なことから、八雲病院の機能を函館病院と北海道医療センター(札幌市)に移転することとした。新型コロナウイルス感染拡大を受け、患者の家族などから事前に移送のリスクへの指摘もあったが、同病院は入念な感染予防策を講じ、移送を実施した。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです