振興局単位でアラート 道が運用、住民に注意促す

update 2020/7/3 07:22


 道は、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、感染経路不明な新規感染者が振興局管内で1日に2人発生した場合、振興局ごとのアラート(注意を促す呼び掛け)を発令している。呼び掛けの内容は振興局ホームページで感染拡大防止の注意を促すなどで、感染予防対策を取り入れた「新北海道スタイル」の徹底と実践を呼び掛け、住民一人一人の意識を変えるきっかけとする考えだ。

 道内には14総合振興局・振興局がある。対象は渡島総合振興局の場合、函館、北斗両市を含む渡島管内全域、桧山振興局は桧山管内一円とする。振興局管内で感染源(リンク)が追えない陽性者が同日に2人以上出たことを発令基準とし、地方本部長(振興局長)は本庁の対策本部と協議の上、呼び掛け実施の可否を決める。期間はアラートを発令した日からおおむね21日間。

 呼び掛けの内容は、広報車や防災無線、地元FMラジオ局、独自のポスター・チラシで感染拡大防止の注意を呼び掛けるほか、振興局長、市町首長連盟で共同メッセージを出すことも想定する。

 アラートに法的強制力はなく、店舗や施設の休業要請などは伴わない。あくまで新北海道スタイルの一環として、マスク着用、こまめな手指の消毒の徹底、健康チェックの徹底、施設内の換気徹底などに十分注意を払ってもらう。
 既に胆振総合振興局が6月16日、石狩振興局が同19日にアラートを出している。

 渡島総合振興局の永田浩幸地域創生部長は「移動制限自粛が解除されたが、札幌や小樽でのクラスター(感染者集団)発生のようにウイルスは完全になくなっていない。函館は道内随一の観光地なので人の往来が増え、感染増加につながる可能性があり、道として準備を進めたい」と話す。

提供 - 函館新聞社


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