ひろめ荘が応援プランの利用券発行 3万〜500万円

update 2020/6/13 06:36


 ホテル函館ひろめ荘と南かやべ保養センター(大船町832)を運営する新道南温泉(西村晴美社長)は5日、入浴や宿泊などに使える利用券の発行を始めた。3万円から500万円まで5種類の価格設定で、募集期間は8月31日まで。「運営を継続するため、応援してほしい」と協力を呼び掛けている。

 両施設の完全民営化に伴い4月1日に新会社となり、感染防止策を講じた上で宿泊や日帰り入浴の営業を続けているが、新型コロナウイルスの影響で減収。売り上げは当初計画の4割ほどにとどまっている。

 利用券の発行は、料金を前払いすることで経営を支えてもらう応援プランとして企画。3万円(利用額3万2000円相当、利用期間1年)、5万円(同5万5000円相当、同2年)、50万円(同56万円相当、同3年)、100万円(同115万円相当、同3年)、500万円(同600万円相当、同5年)があり、8月31日まで募集。入浴や宿泊、宴会、レストラン、売店など、両施設で利用できるほか、遠方などで訪問が難しい場合は、地元海産物や土産品の地方発送などにも対応している。

 目標額は5000万円。状況を見て、年度内に第2期募集も実施する計画で、1期と2期合わせた目標総額は1億円。経営計画からの減収分を利用券発行による事前決済で確保し、施設購入による借入金返済に充てたい考え。経営を軌道に乗せた後、2022年夏を目標に、ひろめ荘の新館開業計画もある。

 同社によると、施設利用者は半数以上が移動距離1時間半圏内の地元住民、全体の9割近くを道内在住者が占める。リピート率が78%と高いのも特徴で、利用券発行前から入浴券のまとめ買いなどで経営を応援したいという申し出や励ましが寄せられていたという。

 西村社長は「ただ待っているだけでなく、一歩先を行きたい。ここからがスタート。地域の宝物を残し、苦境を乗り切るため、ぜひ応援してほしい」と話す。申し込み、問い合わせはひろめ荘(0138・25・6111)へ。

提供 - 函館新聞社


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