大型連休さま変わり 空港終日閑散 店舗は休業・時短営業

update 2020/4/26 07:06


 大型連休初日の25日、新型コロナウイルスの感染者急増に伴う緊急事態宣言で国が外出自粛を呼び掛ける中、函館空港に降り立つ利用客はまばらで終日閑散とした。発着便の運休が拡大している同空港では、国内線ターミナルビルの土産店3店が同日から5月6日まで臨時休業。他のテナントは営業時間を短縮しているが、利用客の減少で3月中の売り上げは前年同月の7割減となるなど影響が広がっている。

 航空各社は3月上旬に減便を発表して以降、運休便を徐々に拡大。25日は定期便40便の半分以上に当たる22便が運休した。通常は8往復16便の運航がある主要路線の羽田線は、2往復4便のみ。普段の大型連休は、出迎える人と利用客で混雑する到着ロビーは静まり返ったままだった。

 同空港国内線の3月の利用客は前年同月比69%減の4万1503人。各社の羽田線の利用率は3割程度まで落ち込んだ。

 こうした状況から、主に土産品を扱う「高砂屋」と「棒二森屋」「しらかば」の3店は25日から臨時休業に入った。レストランを除き、他の多くの店舗は4月中の閉店時間を繰り上げ、営業を午後4時半までとしている。

 同空港を運営する函館空港ビルデングによると、直営店「函と館」「ポルックス」の3月の売上高は、前年同月の3割にとどまったという。同社営業部は「今月はさらに売り上げが下がるのは避けられない」と頭を抱える。

 同空港で、函館の風景などをモチーフとしたポストカードを展示、販売する「こぐま座」の大西翔さんは「売り上げが少ないのはやむを得ない。一刻も早く新型コロナウイルスの感染が終息し、空港に普段のにぎわいが戻れば」と願っている。

提供 - 函館新聞社


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