函バスが高速はこだて号の共同運行参画 駅前で出発式

2020/4/2
 函館バス(森健二社長)の都市間バス「高速はこだて号」の共同運行が1日、始まった。JR函館駅前のバス乗り場で車両の出発式が執り行われた。

 高速はこだて号はこれまで、北海道中央バス(小樽市)と北都交通(札幌市)、道南バス(室蘭市)の3社が共同運行。ここに函館バスが加わることで、函館からの増便などより柔軟な対応が可能となった。運行便数は1日8往復(昼行便7往復、夜行便1往復)で変わらない。函館バスは新車2台に加え、中古車2台の4台体制で臨む。

 今回新たに導入した新車は、同社が函館市内で運行する定期観光バス「函館夜景号」と同じく、市内の観光名所をデザインした。車体全体を覆う青色は、日中の青空から夜空に移り変わる空や函館のイルミネーションをイメージし、「函館―札幌間でたくさんの人の目に触れることで、バスや函館のPRにつなげたい」(同社)とする。

 セレモニーでは森健二社長をはじめ、道中央バスの田下義則執行役員らがテープカットに臨み、出発を祝った。森社長は「地域活性化を含め、函館バスとしての役割を果たしていきたい」と話していた。

 高速はこだて号は1984年3月に北都交通が運行を開始した、函館と札幌を結ぶ夜行バス「オーロラ号」と、93年4月に道中央バス、道南バスが共同運行を始めた「オーシャンドリーム」が統合し、2003年から運行が始まった。

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