センチュリーマリーナ函館 宿泊した卒業生へ贈る色紙が話題に

2020/3/28
 函館市大手町のホテル「センチュリーマリーナ函館」(浅野清貴総支配人)で、函館・近郊の小中学校、高校を今年卒業した宿泊客に対し、お祝いの色紙をプレゼントする取り組みがSNSで話題となっている。新型コロナウイルスの影響で卒業旅行の中止などが相次いでいる中、同ホテルでは卒業生が無料で宿泊できる特別プランを提供しており、利用した児童や生徒、保護者から感謝の言葉が寄せられている。

 新型コロナ感染防止のため、イベントや旅行などの自粛が求められている中、同ホテルでは卒業記念の思い出づくりに役立ててもらうと、9日から卒業生への無料宿泊プランを提供。これまでに保護者などを含め100人以上が利用している。「大切な『卒業』の思い出を少しでも良いものにしたい」と村田健宏副総支配人。

 こうした思いからチェックアウトの際、卒業生へ「咲」や「夢」といった漢字一文字に従業員からのメッセージを添えた色紙をプレゼント。卒業生の思い出づくりにサプライズで華を添えており、SNS上では色紙の写真とともに、喜びのコメントも挙がっている。

 27日にチェックアウトした、函館水産高校を卒業し4月から函館大谷短大に進学する尾形鈴奈さん(18)は「大阪への卒業旅行が中止になってしまい悲しかったが、センチュリーマリーナ函館に宿泊でき、スタッフから卒業を祝う色紙をもらえたので、いい思い出になった」と話していた。

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