今年の道南首長選 北斗は選挙戦か 七飯は2氏激突

2018/1/1
 今年の道南の首長選挙は渡島管内で1月に北斗市長選、4月に七飯町長選、7月に長万部町長選が行われる。桧山管内は5月に上ノ国町長選、7月に江差町長選が行われる。

 北斗市長選は昨年9月に唯一立起表明していた現職の高谷寿峰氏(65)が12月16日に急逝し、風雲急を告げる事態となった。候補者不在となった中からまず名乗りを上げたのは、市議会議長の池田達雄氏(57)。「高谷市長の思いを受け継ぎながら私なりのまちづくりの思いを反映させたい」と出馬の思いを語り、告示前日まで議長職を務めながら準備に当たる。

 このほか、複数の現職市議が立起に向けて水面下で動きを見せており、選挙戦になる可能性は高い。

 七飯町では、現職の中宮安一氏(63)と前町議の田村敏郎氏(66)の2人が町長選に名乗りを上げており、一騎討ちになる模様。4年前の町長選も同じ顔触れの選挙戦だった。

 4選を目指す中宮氏は昨年6月に早々と出馬表明し、昨年12月24日には事務所開きを済ませた。3期の実績を訴え、3月開業の道の駅や新幹線総合車両基地を生かした観光振興などを公約に掲げる。

 前回の雪辱を期す田村氏は昨年12月18日に議員を辞職して出馬表明。「町政を変えなければ」との思いで立起し、町長給与の20%削減、給食費の無償化、運転免許自主返納者への交通費助成などを公約に掲げる。

 長万部町長選は7月下旬に任期満了を迎え、現職の木幡正志氏(69)が再選を目指して立候補する公算が大きい。

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 桧山管内は上ノ国町長選に現職の工藤昇氏(64)が昨年12月の町議会定例会で5選を目指し出馬を表明した。現段階で工藤氏以外の立候補の動きはない。

 江差町長選は現段階で目立った動きは出ていないが、現職の照井誉之介氏(33)が再選を目指して立起する公算が大きく、対抗勢力が現れるかが鍵を握っている。

提供:函館新聞社

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