人と人がつながる場所に 大三坂ビルヂングにシェアオフィスオープン

2017/12/29
 大正時代の建物を再生した複合施設「大三坂ビルヂング」(函館市末広町18)内のシェアオフィス「函館大三坂オフィス」が、このほど営業を開始した。建物の雰囲気に合わせてアンティークの家具をそろえるなど、趣のある空間を整えた。金谷貴明代表(50)は「人と人とのつながりが生まれる場所にしていきたい」と話している。

 室内は、金谷代表の業務スペース以外に個人デスク4席とテーブルが6席。電源とLAN(無線、有線)が使えるほか、有料でプリンターが使用できる。禁煙で飲食の持ち込みもできる。テーブルやいすはフランスやベルギーなど建物の雰囲気に合わせたものを購入し、照明にもこだわった。金谷代表は「(この場所では)海を見てはきれいだと思い、コーヒーを入れてもおいしいと思い、私自身あまり仕事になっていない」と笑う。

 ワークショップの場として活用できるほか、展示会場としての貸し出しも検討している。「西部地区で開業をしたいという人がいれば、スタートアップの場所として試験的にお店を開いてみても面白いと思う」とする。

 金谷代表は東京で建築関連の仕事の経験も豊富で、「若い人が東京に出ようとするときに不安もあるだろう。住居関係のアドバイスもできる。東京と函館の橋渡し役になりたい」と話している。

 時間貸しは1時間300円、1日8時間1200円。営業時間は午前10時から午後6時。不定休(年末年始は30日から1月5日まで休業)。予約はホームページ( https://www.hakodateoffice.com/ )から。問い合わせは(0138・84・8175)へ。

提供:函館新聞社

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