市電に繭玉、縁起物/31日から特別ダイヤ

2016/12/29
 函館市企業局交通部は28日、超低床電車「らっくる号」(9603号車)に正月飾りを取り付けた。繭玉や連だこなどを取り付けて新年を迎える準備を整えた。年内は30日まで通常ダイヤ、31日は特別ダイヤでの運行と、深夜に無料の初詣電車を運行する。

 市電車内への正月飾りは2012年末からの取り組み。1両限定で天井や整理券箱などに縁起物などを取り付けた。また、全車両でドアの開閉時に和風にアレンジした「はこだて賛歌」のメロディーが流れる。飾り付けを終えた事業部営業担当の前田真紀さんは「北海道新幹線開業効果もあって多くの市民や観光客に市電を利用をいただいた1年でした。来年も観光都市函館の顔でもある市電をもっと利用してもらえたら」と話していた。

 年末年始は、31日は始発から午後6時ごろまで土日祝日ダイヤ、運行終了が午後8時ごろとなる。同日深夜には地元企業40社の協賛を得て、無料の初詣電車を運行。各車両には協賛企業の広告を掲出している。湯の川発はいずれも谷地頭行きで、函館どつく前行きは十字街電停間との折り返し運行となる。最終は、湯の川発が1日午前0時13分、谷地頭発同1時5分、函館どつく発同1時9分(駒場車庫前行き)。

 年始は1、2日が特別ダイヤで、午前7時〜午後8時ごろまでの短縮運行。3日は土日祝日ダイヤ、4日から通常ダイヤに戻る。駒場乗車券販売所は29、30日、3日が午後3時半まで、31日から2日まで休業、4日以降は通常営業。問い合わせは同課(0138・52・1273)へ。

提供:函館新聞社

ニュース一覧へ戻る



函館ニュースヘッドライン



(C)e-HAKODATE