パフィー紅白初出場、巨大コロッケCMで縁の厚沢部から声援

2016/12/28
 【厚沢部】メークインのまちから歌姫を激励―。11年前に巨大コロッケづくりで厚沢部を訪れ、町民と交流した大貫亜美さんと吉村由美さんによるボーカルデュオ・PUFFY(パフィー)が、大みそかのNHK紅白歌合戦に初出場する。2人と触れ合った町民は少なくなく、「おめでとう。紅組トップバッターの大役をお茶の間で見守りたい」と応援している。

 パフィーは、2005年9月にサラダ油のCM撮影で来町。厚沢部商工会青年部が04年に初開催した、巨大コロッケづくりの熱気を知った関係者が厚沢部側に撮影協力を打診し、以来毎年のコロッケまつり時には企業側が協力する信頼関係を築いている。

 撮影当日は300人ほどの町民らがエキストラで参加。当時の商工会青年部長で、コロッケづくりを指南した福島伸之さん(50)は「2人はかわいかった。紅白でもすてきな歌声を披露してくれると思う」と期待。当時、町広報担当だった中里知弘さん(43)は「台風一過で、すごく暑い日だった」。ご当地キャラクターの着ぐるみに身を包んだ役場職員の三戸康彰さん(38)も「2時間くらい着たままで汗だくになったけど、控室でパフィーの2人に『お疲れさま。ありがとう』と言ってもらえたのがうれしかった」と振り返る。

 町役場ロビーには2人のサインと写真が飾られており、父親が厚沢部出身で紅白初出場を目指す演歌歌手、大石まどかさんの色紙とともに丁重に扱われている。渋田正己町長も「厚沢部とつながりのあるパフィーを町民が応援している」と話している。

提供:函館新聞社

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