厳かに聖歌や祈り クリスマスイブの函館の教会や修道院

2016/12/25
 クリスマス・イブの24日、函館市内の教会や修道院では、聖歌の合唱や祈りが行われ、参加した大勢の市民らがキリスト降誕を厳かに祝った。

美しい歌声 聖堂に響く ハリストス正教会

 函館ハリストス正教会(ニコライ・ドミートリエフ司祭)では午後6時から、市民を対象とした「市民クリスマス」を開いた。信徒や一般市民約100人が参加し、聖歌隊の合唱や祈とうに聞き入った。

 同正教会が毎年、主ハリストスの降誕祭(クリスマス)前夜に行っている。白と緑のロシア風ビザンチン様式の復活聖堂では、ろうそくの炎が荘厳な雰囲気を醸し出す中、14人の聖歌隊が日本語と原語の雰囲気が残る美しい聖歌を披露し、ニコライ司祭による祈り、聖書の解説が約1時間にわたって続けられた。

 ニコライ司祭は「降誕祭は明るく、楽しく、家族でお祝いする。今日はまさに、大勢の市民が家族のように集まり、良い時間となった。皆さんの人生の上に神の温情がありますように」と話していた。

提供:函館新聞社

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