クリスマス商戦本番 百貨店など3連休が勝負

2016/12/20
 クリスマスを前に、函館市内の百貨店や小売店ではプレゼント商戦が本格化している。定番のブランドバッグや時計などの装飾品のほか、玩具は楽しさと教育的要素を兼ねた知育玩具が人気を集めている。今年は23日から3連休が始まり、家族連れやカップルで外出する機会が増えるとみて、消費喚起を促す。

 定番のブランドバッグ

 ○…函館市梁川町のテーオーデパート2階にある輸入ブランド専門店「ワールドインポートブティックEX」では約20ブランドのバッグをそろえ、9日のセール開始以降、堅調に推移。コーチなど定番のほか、ここ数年で人気に火がつき、手頃な価格で買えるケイトスペードやマイケルコースが売れ筋だ。3万円台で、手提げと肩掛けができるツーウェイタイプが人気。1年間頑張った褒美として、自分用に買う客もいるという。

 一方で、個人消費の落ち込みで客単価は低下傾向。特にアクセサリーは動きが鈍いという。商戦のピークは年々後半にずれ込んでいるといい、今年は23日とみて、同店は「3連休の動向に期待したい」としている。

 知育玩具が人気

 ○…0歳児から遊べ、素材や安全性にこだわった知育玩具を展開するボーネルンドショップ函館蔦屋書店(函館市石川町)は今月中旬以降、それまでに比べ売り上げが5〜7倍に。年々認知度が高まり、客が増えているという。

 一番人気は、磁石でつながり、立体的に物を捉える力を育むブロック「マグ・フォーマー」。また、口に入れても大丈夫な積み木や子どものキッチンなども売れ筋だという。購入前に店内の遊び場で体験でき、子どもの反応を見た上で買えるのも特徴で、2歳のおいを持つ市内の40代女性は「遊びながら知能を育成でき、子どもに優しそう」と話していた。

 札幌営業所遊環境営業部の高橋直也課長は「クリスマスは、子どもにとってかけがえのないもの。満足していただける遊びを提供したい」とPRしている。

提供:函館新聞社

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