山頂にぎわう 函館山ロープウェイ運行再開

2016/12/19
 従業員の人身事故で11日夜からゴンドラの運転を取りやめていた函館山ロープウェイ(函館市元町)が18日、安全確認が取れたとして営業を再開した。山頂は1週間ぶりに、函館を代表する風景を満喫する観光客らでにぎわった。

 北海道新幹線の開業効果もあり、以前だと閑散期の冬場に入っても函館には例年以上の観光客が来ている。函館山からの眺めは貴重な観光資源≠セけに、観光関係者は早期の営業再開を望んでいた。

 ゴンドラの運行は午前10時からだったが、同9時すぎには複数の家族連れが訪れて、玄関先で山麓駅のオープンを待った。海外からの観光客も少なくなく、報道陣の取材に一様に笑顔を見せていた。

 この日一番乗りの福島県郡山市の内藤はつみさん(65)と次女の真紀子さん(35)は「昨日函館に来て五稜郭タワーから景色を眺めた。運転再開を知って今日は9時15分に来た。山頂からの眺めはとてもきれい」と満足の様子。「今回の事故は残念だが安全対策を徹底してもらいたい。GLAYと函館が大好きなのでまた来るのが楽しみ」と話していた。

 青森県東通村の東田結翔君(10)、綾翔君(6)兄弟は両親とゴンドラに乗り「高い山から見る函館の景色は大きくて最高。青森は見えなかったけど、ここに来て良かった」と声を弾ませていた。

提供:函館新聞社

ニュース一覧へ戻る



函館ニュースヘッドライン



(C)e-HAKODATE