年末年始 事故、犯罪に注意を

2015/12/29
 道警函館方面本部は、年末年始の留守宅を狙った空き巣被害や路面凍結によるスリップ交通事故などが懸念されることから、安全対策の徹底を呼び掛けている。

 同本部生活安全課によると、管内の刑法犯の認知件数(11月末現在)は2242件(前年比515件減)で「地域全体の防犯意識の高まりが減少につながっている」とする。

 このうち、侵入窃盗は301件(同29件増)、特殊詐欺は17件(同9件増)と増加傾向で「玄関や窓の施錠を徹底し、金銭を求めてくるような一方的な電話は詐欺なので応じないこと。年末年始を狙った犯行が増えるので十分注意し、不審なことがあったらすぐに通報を」と同課。長期留守の際は最寄りの交番にパトロールを依頼したり、短時間の外出でも部屋の明かりをつけて住居人の存在感を示すことが防犯に効果的だとする。

 外出する機会が増え、交通安全にも注意が必要。同本部交通課は「トンネル口や橋の上など路面が滑りやすい。(寒暖差などで)冬場の路面状況が常に変化することを念頭にスピードダウンや、時間に余裕を持った行動を心掛けてほしい」とする。

 会合で酒を飲む機会が増えることにも「飲酒運転は絶対にだめ。悲惨な死亡事故を招き、被害者と本人だけではなく家族らみんなを不幸にする。飲酒運転をしそうな人を見かけたら、タクシーや代行運転を利用するよう強く働き掛けてほしい」としている。

提供:函館新聞社

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