中部高・宮崎さん、クラリネットで2大会代表

2015/12/26
 函館中部高校2年の宮崎萌乃さん(17)が、11月に恵庭市で開かれた第20回全日本中学生・高校生管打楽器ソロコンテスト予選第6回北海道大会(日本吹奏楽指導者協会主催)で金賞に輝き、道代表として全国大会(来年3月、神奈川県)に出場する。宮崎さんは「自分らしく楽しんで吹きたい」と意気込んでいる。

 宮崎さんは中学1年からクラリネットを始めた。現在は同校吹奏楽局に所属し、苫小牧市に月3、4回レッスンに通って技術を磨いている。

 大会には、全道の高校生44人が出場し、宮崎さんは「ソロ・ド・コンクール」(ラボー作曲)を演奏。自信を持って臨んだが、1音目が思うように吹けず、焦りを最後まで引きずってしまったという。全国大会に進む3人に選ばれたものの、笑顔になれなかったという。宮崎さんは「この大会で結果が良くなかったら、音楽の道は諦めるつもりだった。もらったチャンスを生かす」と一層の練習を誓っている。

 また、今月20日に北斗市で開かれた第37回北海道管楽器個人コンクール函館地区大会でも金賞を獲得。地区から一人、道大会(来年2月、北広島市)への進出を決めている。

 選んだのは、「イタリア幻想曲」(ボザ作曲)。イタリア人の自由奔放さをイメージし、楽譜通りではなく遊び心を重視した演奏を心掛けた。「たっぷり余裕を持って吹く曲。後半はテンポが速くなり、転調もあるが、自分なりの表現を大事にしたい」と気を引き締めている。

提供:函館新聞社

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