市民ら夜景スポット満喫 函大生考案モニターツアー

2015/12/22
 函館大学の2年生グループが商学実習の中で考案した、夜景スポットを巡るツアーが21日夜に行われた。市民ら約50人がモニターとして参加、函館山をはじめ3カ所の夜景を楽しんだ。

 佐藤元治准教授(54)が指導する商学実習のグループが5月からJTB北海道函館支店のサポートを受けながら、来年3月の北海道新幹線開業を見据えた着地型観光のプラン作成を進めてきた。今月上旬、同支店が5つのアイデアの中から夜景ツアーなど2つのプランをモニターツアーとして実施を決めた。

 ツアーは日没後の午後5時すぎにスタート。参加者はバス2台に分乗し、市熱帯植物園付近からいさり火や街並みを見る「横夜景」と、市青函連絡船記念館摩周丸付近から港の風景を眺める「下夜景」を見学した。その後、函館山山頂からの夜景を眺め、あらためてその素晴らしさを実感していた。山頂では市内の夜景の魅力を伝える映像も観賞。ツアーを考案した学生5人がガイドを務めた。

 山口和香子さん(55)は「普段見ることのない素晴らしい景色を見ることができて良かった」と満喫した様子。このツアーを考案したメンバーの一人、前田陸さん(20)は「アイデアが形になり、さらにこんなに参加してくれてうれしい」と喜び、佐藤准教授は「お客さんの反応や直接の声を聞けたことが学生にとって良かった」と話していた。もう一つのモニターツアーは来年2月に行う予定。

提供:函館新聞社

ニュース一覧へ戻る



函館ニュースヘッドライン



(C)e-HAKODATE