学生の交流・連携へ協議、大谷短大と韓国・中部大

update 2015/12/13 10:27


 函館大谷短大(福島憲成学長)は、函館市の姉妹都市、韓国・高陽市にある4年制大学、中部(チュンブ)大学校との間で、学生の相互交流や同じ学科で連携しようと協議を進めている。同短大の訪問団が11月下旬、同校を訪問した際、話が持ち上がった。来年5月にも協定を結ぶ方向で具体的な取り組みを詰めていく。

 同短大は交流活動の一環で高陽市に定期的に学生を派遣している。福島学長や学生、幼稚園教員ら10人の訪問団が11月23日、同市の中部大学校の幼児教育学科を訪れ、同科の教授らと懇談し、両大学で友好関係を築こうと合意した。

 来年は姉妹都市提携5周年。毎年5月に開かれる高陽市の一大イベント、国際花博覧会に合わせて協定を締結して本格的な交流をしようと申し合わせた。

 また、この懇談の中で、高陽市内の公立幼稚園の園長や教員が来年2月、同短大系列の幼稚園を視察することも決まった。

 具体的な取り組みはこれから検討するが、学生の相互派遣や教育・保育実習での交流、インターネットサービスを使った交歓授業などを想定。将来的には姉妹校の提携も視野に入れている。

 函館日韓友好親善協会の会長でもある福島学長は「両大学の交流は将来のアジアの平和や経済発展につながっていく」と意義を語る。中部大学校は社会科学、観光保健、工学などの5つの学部で構成する総合大学で、幼児教育学科、経営学科など約50の学科がある。

 大谷短大は幼稚園教諭や保育士を養成する「こども」、ビジネス実務や情報通信技術などを学ぶ「コミュニティ総合」の2学科のほか、介護福祉士の資格を取得する専攻科を設置する。

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 訪問団はこのほか、私立こども園の視察や市内の企業も訪問。崔星(チェソン)高陽市長とも懇談。福島学長は「温かい歓迎を受け、函館との交流に対する熱意を感じた。両都市間のさらなる交流増進につながるよう願っている」と話した。

提供 - 函館新聞社

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