はこだて検定 合格率低下

update 2015/12/9 10:23


 函館商工会議所が8日に発表した第10回函館歴史文化観光検定(はこだて検定)の合格者数は、初級が121人、上級は13人だった。合格率は初級が前年比11・1ポイント減の53・1%、上級が同1・9ポイント減の15・9%で、いずれも前年を下回った。上級合格者の有志でつくる「はこだて検定合格者の会」は13日に「受験者の集い」を市地域交流まちづくりセンターで開き、次年度以降の受験に役立ててもらう。

 11月8日に行われた今年の検定は、初級・上級合計で310人が受験。前年比9%減となったものの、上級には過去2番目に多い82人が挑戦した。

 同会の中尾仁彦さんは、今回の出題について「函館周辺地域の知識を問う問題が増えたが、誤答を誘うものはなく良問がそろっていた」と分析。「合格率は低下したが、初級で50〜60%台の数字は検定として妥当」とみる。

 初級受験者の合格率を年代別でみると、60〜70代の72%に対し、20代以下は28%。同会議所の竹内正幸企画情報課長は「若年層の受験者増や合格率向上が課題。興味や関心をひきつける方法が必要だ」と話す。中尾さんは「受験者減少に歯止めがかかった今が正念場。何もしなければ、衰退するのは目に見えている」と警鐘を鳴らす。

 受験者の集いは昨年からスタート。苦労話や受験で得た知識の活用方法などを語り合い、体験談を来年度の受験者に伝えて参考にしてもらう狙いだ。中尾さんは「受験者のすそ野を広げるためにさまざまな方と意見交換したい」と参加を呼び掛けている。午後1時半〜同3時まで。参加無料で、今回の検定の問題用紙を持参する。問い合わせは中尾さん(TEL0138・55・9809)へ。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです