上磯郡漁協が23日にイートイン型直売施設オープン

update 2015/12/3 10:22


 【北斗】上磯郡漁協(本所・知内町、山崎博康組合長)は23日、直営のイートイン型直売施設「貝鮮焼 北斗フィッシャリー」を北斗漁港上磯地区の敷地内(飯生1)にオープンする。津軽海峡で水揚げしたカキやホタテ、ホッキ貝など新鮮な魚介類を自分で焼いて楽しめる。北海道新幹線を利用し、道南を訪れる観光客に北斗の海の幸をアピールする考えだ。

 渡島管内の漁協でイートイン方式を採用した直売施設の建設は初めて。フィッシャリーとは「漁業・水産業」という意味。施設は国が所有し道が管理する土地を賃貸、木造平屋延べ208平方メートル。飲食部門はガス台を置いた6人掛けのテーブルが12卓あり、72人を収容。食材は季節によってツブ貝やウニなどが楽しめる。生ビールやソフトドリンクも提供。津軽海峡の眺めも良く、憩いの場となりそうだ。

 このほか、直売部門ではホッキやホタテ、カキをはじめ、塩蔵ワカメ、乾燥フノリ、乾燥ヒジキなど水産加工品がそろう。常勤の従業員は店長を含め4人。

 駐車場は26台(うち身障者用3台分)で、店内までバリアフリー構造とした。営業は午前11時〜午後4時。月曜定休(月曜が休日の場合は翌日)。年内は29日までだが、28日も営業する。年明けは1月5日に営業を開始する。

 同漁協は施設を組み込んだツアーの実現に向け、旅行会社やJR、観光協会に働き掛けを強化する考え。三上珠樹専務理事は「津軽海峡に面した管内の海の幸を多くの人に召し上がってほしい。きじひき高原、あぐりへい屋、フィッシャリー、トラピスト修道院を周遊するルートも考えられるので、ぜひ旅行プランに組み込んでもらえれば」と話す。

 事業費は6420万円で、道と北斗市から4476万円の補助を受ける。7月に着工し、今月中旬に引き渡される予定。

提供 - 函館新聞社

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