附属小バレー全国へ

update 2015/11/28 10:21


 空知管内深川市で11月22、23の両日開かれた、バレーボールの道スポーツ少年団創設50周年記念第13回道スポーツ少年団交流大会予選ブロックの男子の部に出場した、附属函館ファイターズ(秋江知巳監督)が全道の強豪チームを破って初優勝を遂げた。創部以来初めてとなる全国大会出場も決めた同チームは、部員の減少などを理由に、今季限りで廃部となる。発足当時から30年以上にわたって見守る藤山好美コーチは「最後だからと気張らず、伸び伸びと楽しくプレーしてほしい」と全国に向けエールを送る。

 大会は3月に福岡県で行われる全国大会の北海道代表(1枠)を決めるもので、これまで全国を経験した6チームを含む道内の強豪16チームが優勝を争った。

 メンバーはエースの佐藤耀人主将、レシーバーの藤澤慶一郎、セッターの山本尚輝(いずれも6年)を3本柱とした部員11人で構成。予選はこれまで数え切れないほどの連敗を重ねてきた江別中央ジュニア(石狩)と当たり、苦戦を強いられたがサーブから相手の流れを崩し、終始有利に進めると2―0のストレート勝利を飾って、決勝トーナメントに進出した。秋江監督は「この1勝が自信となって次につながってくれた」と分析する。

 2戦目は粘り強いプレーが持ち味の岩見沢志文ファルコンズ(空知)と対戦し、相手を上回る執念でボールをつなぎ、2―0で勝利。続く3戦目の十勝ジュニアクラブ(十勝)では、相手の連続サーブミスから流れを引き寄せると2セット目こそ21―18と競ったが、強豪相手にも堂々と立ち向かって2―0で決勝に駒を進めた。

 決勝相手は練習試合でも対戦経験が多く、「いつかは全道の決勝で戦いたい」と目標にしていた厚別北ジュニア(札幌)。選手には疲れの色がうかがえたというが「ここまで来たら絶対優勝」と何が何でも“最初で最後の全国”を目指し、力の限り戦った。2セット目は奪われ、一進一退の攻防戦が続いたが、3セット目に佐藤主将が活躍し、15―10で勝ち、フルセットで制した。藤山コーチは「フルセットの流れだと負けることが多かったので、本当に攻めの姿勢を崩さずよく戦ってくれた」と目を細める。

 チームは初の全国大会に向けて練習に熱を入れている。目標は初戦突破、それがかなえば流れに乗って優勝したいと大きな目標を持っている。佐藤主将は「焦らず、全道の時のように頑張りたい。気持ちを強く持って臨みたい」と闘志を燃やしている。

提供 - 函館新聞社

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