どさんこプラザ シンガポール店20日開設

update 2015/11/16 10:43


 道は20日、道産品アンテナショップ「どさんこプラザ」の初の海外店舗「シンガポール店」を開設する。オープン記念イベントとして、七飯町鶴野の福田農園(福田将仁社長)が生産する「王様しいたけ」の実演販売を20〜22日に行う。道は道産食品輸出1000億円戦略を進めており、同店を拠点に東南アジアでの販路拡大を目指す。

 どさんこプラザは国内に札幌や東京、名古屋など7店舗を営業しており、北海道人気から高い集客力を誇る。シンガポール店はショッピングセンター「リャンコート」の地下1階にある高級スーパー「シンガポール明治屋」内に出す。道貿易物産振興会(札幌)が設置していた道産食品を扱うアンテナショップ「カムイン北海道」をリニューアル、店舗面積を従来の42平方メートルから54平方メートルに広げ約160品目を販売する。店内に冷蔵ケースを置き、道の強みである水産加工品や乳製品の魅力もアピールする。営業は午前10時〜午後10時。

 記念イベントは明治屋が20〜29日に開催する「北海道フェア」に合わせて実施。福田社長が現地入りし王様しいたけをPRするほか、チーズ工房白糠酪恵舎(釧路管内白糠町)のチーズも試食販売する。

 連携イベントとしてスーパーのフードコートに入居するアイチフーズ(札幌)が、王様しいたけを使った弁当や天ぷらそばなど特製メニューを出す予定。

 道ASEAN事務所が来年1月にシンガポールにオープンするため、連携を図りながら道産食品の海外展開を強化する構えだ。

 道食関連産業室は「シンガポールは富裕層が多く有望な市場だ。拠点を置くことで近隣諸国への商圏拡大を目指す」としている。

提供 - 函館新聞社

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