函館山ロープウェイ 新装オープン

update 2015/11/14 10:32


 来年3月26日の北海道新幹線開業を見据え、函館山ロープウェイ(函館市元町、竹村隆社長)が昨年8月から進めてきた山麓、山頂施設の大規模改修が完了し、13日にグランドオープンした。総工費16億5000万円を投じ、新幹線時代に向けて万全の体制を整えた。

 新幹線開業後の利用者増加に対応するため、青函トンネルが開通した1988年以来、27年ぶりの大幅改修に踏み切った。

 山麓駅は延べ床面積870平方メートルから、約2倍の1767平方メートルに拡大。これまで50人ほどしか収容できなかった待合スペースを拡充し、600人まで対応。同社が運営するコミュニティーラジオ局「FMいるか」のスタジオを入り口そばに移転し、放送の様子を見ながら待ち時間を過ごせるようにした。

 山頂施設はエレベーターやトイレ、授乳室などを増設。また冬場の転倒事故防止のため、屋外展望台の路面にロードヒーティング装置を導入した。ほかにもグランドオープンに先駆け、昨年10月に125人乗りのゴンドラ2基を更新している。

 この日の営業開始前にはオープンセレモニーが開かれ、関係者約100人が出席してテープカットなどを行った。竹村社長は「お客様の利便性に則した改装が完了し、これからは中身を磨いていくことが必要になる。職員一同おもてなしの心を持ち、函館観光の一翼を担っていきたい」と述べた。

 乗客は新しくなった施設に目を見張り、友人と埼玉県から訪れた佐藤康子さん(70)は「以前に来た時よりもきれいになっていて驚いた。今度は夫と新幹線に乗って遊びに来たい」と笑顔を見せた。



 15日はグランドオープンを記念したイベント「市民感謝デー」を開く。終日(午前10時〜午後9時)ロープウエー搭乗料金が無料になるほか、お楽しみ抽選会、大道芸のステージイベントなどを実施する。問い合わせは同社(☎0138・23・3105)へ。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです